2022年10月に児童手当てが改定されて、所得制限でもらえなくなる家庭の記事をあちこちでみかけました。
年収1200万ってちょっと雲の上の話だなって思う人も多いと思います。
一方で児童手当以外にも所得制限というのは常にあります。
つまりがんばって稼いでも高校無償化の恩恵がないとか、今はまだうけられていますが、幼保の補償もいつまで所得制限なしでうけられるかわかりません。
不利益が大きすぎるとなげく声がSNSなどで叫ばれています。
そんな人に言いたい!
ぜひふるさと納税をしよう!!(もうすでにやっていたら読み飛ばしてください)
誰でもはじめられる簡単な節税対策です。
使わないのはもったいないです。
ふるさと納税とは?
ふるさと納税とは、自分が住んでいる市町村(住民票がある地域)ではない市町村に寄付をすると、簡単にいうと寄付した額と同額翌年の所得税・住民税から減税される制度です。
そして各自治体はたくさんの寄付を集めようと、寄付してくれた人に返礼品として地元の特産品などをおかえしする制度です。
ふるさと納税のメリットとは?
まさに返礼品こそがふるさと納税のメリットです。
例えば5万円寄付したとすると、翌年の税金で48000円(実際には同額ではなく、寄付金から2000円引かれた額)が戻ってきます。
一方で返礼品はおおよそ市場で買うと15000円分ぐらいの商品をうけとることができます。
つまり差額分を得します。
返礼品にはどんなものがあるの?
でも返礼品っていらないものもらってもって思いますよね。
しかしいまや各自治体必至でこの寄付金を集めようとしているので、非常に魅力的な特産品を返礼品として用意しています。
我が家ではよく利用するのは
・食料品
・消耗品
です。そのほか家電製品や旅行券まで調べるといろいろとあります。
一時期この返礼品が過激化してamazonギフト券とか(ほぼ現金じゃん)1万円の寄付に5千円ちかい品物を返礼品として送ったりとかありました。
しかしあまりに過激化してそもそものふるさと納税の趣旨からははずれてきたので、2019年6月から
・その自治体で生産されているもの
・寄付額にたいして3割の価格までにすること
という規制ができました。
この規制をやぶるとふるさと納税の寄付の対象の自治体からはずされて、その自治体に寄付しても翌年の税金の減税がうけられなくなります。
つまり消費者にとって単にお金を自治体に渡すだけになってしまうので、実質その自治体に寄付する人がいなくなってしまいます。
とはいえ規制されていても、3割の返礼品は非常にお得です。無料で買っているわけですから。
いくらまで寄付できるの?
しかしこんなふるさと納税だったら、10万でも20万でも100万でも寄付するよって思うかもしれません。
しかしこれはあくまで翌年の税金が減税される仕組み。
税金をおさめる以上にはもどしようがありません。
つまり
高額納税者ほど多くのふるさと納税ができる
ということで、最初にかいたように所得制限で優遇がうけられなくなった人ほど恩恵の大きい制度なのでぜひ利用して、不利益をとりかえしましょう!!
ちなみにおおよそですが、家族構成などにもよりますが、4人家族で子供が2人だと
年収 寄付額上限
300万 0円
500万 24000円
700万 59000円
1000万 132000円
1500万 327000円
2000万 478000円
この意味わかりますか??
年収の上昇率にくらべて、寄付上限額の上昇率のほうがおおきいですよね。
これこそ高額納税者向けの制度といえるでしょう。(正確な数字はその他の控除などにもよるので、詳細シミュレーションをするのをお勧めします)
寄付したら何もしなくてよい?
重要なことが1点あります。
それは寄付をした年の確定申告を翌年の2月〜3月にする必要があります。
2022年1月〜12月の寄付は2023年2月〜3月に確定申告が必要です。
寄付をすると受領証が自治体からおくられてくるので、確定申告にそれをつけて税務署におくる必要があります。
これをしないと税金の減税措置がされません。
たしかに面倒ですけど、それだけの価値はかならずあります。
もうひとつ自治体が5ヶ所までならワンストップ申請で確定申告しなくても簡単に手続きをすますこともできます。
確定申告が終わると、一部は還付金としてかえってきます。
また一部は翌年の住民税が減税されています。
どこから寄付するのが得?
ふるさと納税が得なのは理解いただけたかと思います。
では実際どこから寄付をしたらよいのでしょうか?
寄付はいまやネットサイトからできます。
しかもふるさと納税専用のサイトだと自治体の返礼品をくらべながら申し込むことができます。
私のおすすめは
楽天ふるさと納税です。
楽天ふるさと納税がオススメな理由
一番はポイントです。ふるさと納税をしても寄付額に対してポイントがたまります。
つまり最低でも一万円の寄付に1% 100円分の楽天ポイントがつくわけです。
しかし1%はもったいないです。
例えば毎月5日10日はポイントアップデーでポイントが3倍に。
定期的に開催される買いまわりセールでまとめて何店かまわれば、一気に5倍や7倍とか。
私はだいたいこれらをくみあわせて15%ぐらいポイントを稼ぎます。
すると1万円の寄付で1500円ぐらいもどってきます。上のほうにかいたように、寄付の総額から2000円ひいた分が翌年の税金から減税されますが、この2000円も2万円ぐらい寄付すれば元がとれてしまいます。
返礼品ももらえて、楽天ポイントもたまる。
だから私は楽天をおすすめします。
さいごに
税金って放っておくととられるばかりです。
ふるさと納税は不正行為一切なしに税金をとりかえせる方法です。
もうすぐ年末で今年も終わってしまいます。
まだふるさと納税をやっていない人は、今年が終わるまでにぜひ活用して、少しでも来年の減税してください。